トランプノミクスと円安
あっという間に年末で、本当に前回のエントリが最終回になりかねない放置ぶりでした。すいません。
さて、年末なので総括的な話もしないといけないのですが、年始に向けて思っていることが表記の話。
アメリカの次期大統領がトランプ氏になるとは思っていませんでしたが、6月のイギリスの国民投票の結果ほど驚きませんでした。耐性ができたんですかね。そして、この危険な香りのする潮流を語る論調は数知れず。
私が指摘しておきたいのは、トランプ氏当選>円安という流れ。
トランプノミクスなどと言われ、「財政出動等の政策でアメリカの長期金利が上昇して云々」と説明されているのですが、その説明の是非は経済が素人の私には論評できません。
私は違う原因があるのではないかと思っていて、それがトランプ氏の在日米軍の経費負担発言に代表される、「アメリカは日本を守らなくなる」というメッセージではないでしょうか。つまり、日本の地政学的リスクが上がったというのが、円安の最大の要因ではないかと思います。海外から見ると、日本はアメリカ・中国の2大国に挟まれながら、軍隊も持たず、過去の経済大国という矜恃で平和ぼけ(ここは私もぼけているので分からないのですが)している。アメリカが守っているから良かったけど、これからはそうはいかないぞと。
日本では、海外からの視線はそうなっているのに、そんなこと国内マスコミは書けないわけで、それらしい説明に終始していませんかね。
「円=安全資産」という神話が崩れ始めたのが、この2ヶ月だったのではないでしょうか。将来、そう振り返る時が来るのではないかと思わずにいられません。
そんな気持ちで、来年は少し海外にも目を向けて、海外の中で日本はどうあるべきか、どう立ち回るべきかも、考えてみようかなと思っています。
今年は更新も低調で、年初には10万ビューを目標にしていたのですが、まだまだ先になりそうです。
一年間、ありがとうございました。皆様が良い年を迎えられますよう、お祈り申し上げます。
wine1.9で動きます:Master of Monsters 魔導王の試練 Windows95専用
私の暇つぶしエントリ
Windows10はいろいろ互換性もよいですし、仮想環境というのもあるのですが、今回古いゲームがやりたくなって、Ubuntu 15.10とWine1.9環境で動かしてみました。
セレクション2000 マスターオブモンスターズ バリューパック
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私の持っているのは上記とは違う、最初期のもので、「Windows95専用」と明記されています。
フルスクリーンにできると感動なのですが、HDモニタ上で小さいウィンドウで遊べました。完動と言ってよいレベル。
winecfgで設定しないといけないのですが、
画面タブを
ノーチェック:フルスクリーンウィンドウでマウスを自動的に補足する
チェック:ウィンドウマネージャがウィンドウを装飾するのを許可する
チェック:ウィンドウマネージャがウィンドウを制御するのを許可する
チェック:仮想デスクトップをエミュレートする
デスクトップの大きさ 800×600
で動いております。Windows95とか98とかもうライセンス持ってないので助かります。
あと、MonoもGeckoもインストール不要です。
新しいから使えないのかと思った:nvidia GTX1060とubuntu15.10
結構時間を取られました。すぐに同じトラブルに見舞われそうなので、メモ。
(たまたまインストールDVDがあっただけで、最新の16.04LTSそれはしますよ)
古くても使えます:Geforce GTX 1060:Vistaの対応 - mosyoesyoe's blog
同じPCでいろいろなOSを立ち上げているのですが、古いubuntu系のOSがCUIでしか入れなくなってしまい、ubuntu15.10を上書きインストールしても駄目。
症状はGUIでログインできない。(パスワードはあっているのに、ログイン画面に戻される)
でも、Ctrl+Alt+F1でCUIのターミナルは使える(パスワードを打ち間違えていないのはこっちでログインできるのだから、大丈夫)
もう一つ。デュアルモニタなのですが、HDMI端子出力の方に画像が出ない(フルHDを超えるとトラブルが発生するような情報もネットにありました)
解決は、新しいグラボであるGTX 1060のドライバを入れれば解決しました。ubuntuのリポジトリ使ってupdateしようとしても、最新にならないので以下の手順になります。
NVIDIA DRIVERS Linux x64 (AMD64/EM64T) Display Drive
上のnvideaから最新のドライバー(367.35 2016年7月15日)を32bitか64bitか間違えずにダウンロード。(別のOS立ち上げてやりました)
ubuntuで立ち上げ。グラフィカルな方はログインできないので、上の通り、CUIの画面にして、ログイン。
ドライバーのあるフォルダに移動して、
sudo apt-get purge nvidia*
sudo service gdm stop
sudo service lightdm stop
sudo ./nvidea~~~(ダウンロードしたファイル).run
です。置き場所やファイル権限でエラーでる場合は、chmodで権限を与えてください。
再起動したら大丈夫になりました。自動でHDMIの出力も出て、2画面構成で使えます。
(大きなお世話ですが画面の調整は下記)
sudo nvidia-settings
このグラボに限らず、nvidia製を使っていてアップデートしたら、いきなりログインできなくなったという話がちらほら。感心しませんね。
古くても使えます:Geforce GTX 1060:Vistaの対応
愛用しているPCが起動後いきなり画面が乱れてフリーズ!
まあ、経験を重ねてきたのであまり焦らない。どっか部品が悪くなっているのであろう。私の仕事PCはもろもろの事情でWindows Vistaを使っています。悪評だらけのOSでしたが、数本の業務用アプリを専用で使う分には何の問題もありません。起動後のHDDがからからいう時間が他のOSより長いですがw
それで動作見てグラボがそろそろ駄目かなとあたりをつけて、新品を買ってきました。
リンクのやつです。
8年ぶりの交換なのですが、もともとはRADEON HD 4850を使っていました。そいつは当時1TFLOPなる「テラ」に初めて到達した歴史的なグラボです。それが最新のグラボときたら5TFLOPですって。8年で5倍ですよ。ハードなゲームをするわけではないので、こんな性能いらないのかもしれませんが、今では文化遺産的なCPUにグラフィック機能がない頃のVista世代ですから、グラボは必須。かつ、2画面構成(デュアルモニタ)で使用できないといけないとか、モニタの端子と合わないととか(一つがDVI-Dで一つがHDMI)、まあ贅沢かなとは思いましたが、買っちゃいました。そうそう接続がPCI Express 3.0 x16なのに、我が家では2.0 x16接続ですね。本来の性能は出せないのでしょう。
で、サポート情報見てみると、XPがもうないのは良いとして、Vistaが一言も書いてないではないですか!
結論からいうと、Windows7用のドライバを落とせば大丈夫でした。
よく見たらファイル名には「winvista」とありますね。
前のグラボと会社が違うので、環境設定がめんどいですが、とりあえず動き出しました。Fanが静かです。グラボの交換では、OSもアプリもライセンス認証しなおしにはなりませんでした。そこはスムーズで良かったです。
再生ソフトで音が違う:GOM AUDIOが気にいりました:PCオーディオ
オーディオ世界は奥が深いらしく、とんでもな話も真剣に書かれていて、びっくりするのですが、音楽を聴くのがPCに座っているだけの身としては、やはり興味があります。
Windowsは音が悪いとか、これまたよく目にします。原因の一つが出力apiにあるらしいのですが、それを避けるTipsはネットでよく見ます。WASAPIの排他モードにするのが、一番劣化がなくよいらしい。
それを信じて、悪評高いWindows Media Playerから、WASAPIに対応しているMusicBeeに乗り換えていました。
また定番ですが、DVDの視聴にも使える(Windows Storeのやつは駄目!)VLC media playerも使ってみました。
それで、これまではLinux上のVLC media playerが一番に感じていました。私は特にうるさいわけではないのですが、なんか音がクリアに聞こえて、他の再生だとこもったというか、いいと思うものに比べて、少し物足りない気がしていました。
で、今日紹介する GOM AUDIOですが、最新のアップデートでWASAPIの排他モードが選べるようになりました。これで聞いたらmp3でもロスレスのWMAでも関係なく、いい音に聞こえたんです。ああ、違うんだなと実感した次第。
ハイレゾブームでファイルの情報量が大事に思ってしまいますが、再生ソフトで音が違うという話でした。ちなみにこういう話になると必ず目にするfooberは難しそうなので使っていませんw
海外出張雑感:役に立つ2in1PC
10日ほど、タイで仕事をしてきました。
一つ前のエントリで紹介したタブレットPC+専用キーボードが思いのほか、大活躍だったので、書いておきます。
まず、飛行機。出発前に暇つぶしを適当に放り込んでおけば、タブレットとして邪魔にならず使えます。乗った飛行機には席に充電用のUSBポートもついていたので、長時間でも使えるのですね。私はケーブルなんぞ不要と機内持ち込みしなかったのですが、ちょっと後悔。3~4時間遊べましたが。
仕事の時は、専用キーボードとUSBのAポートにマウスで、ノートPCとして使えます。のろいけど。。。テキストエディターで議事録取るには、まあいいでしょう。
このモデル、キーボードの配列と認識がとろいところがあって、USB接続のフルキーボードも持ち込んだのですが、なぜか特定の文字が認識せず、結局、上記の構成で使いました。
また背面カメラでノートやホワイトボードの写真を撮り、そのままメール送信したりで、これまた便利。ノートPCの前面カメラではこうはいかない。
現場でタブレット+USB顕微鏡の組み合わせでタブレットのモニタで観察とか
HDMIでプロジェクターに出力とか
PC形状の使用でマウスを繋げていない時も、タッチパネルなので、ちょっとした操作は画面にタッチしてできたり、これはWindowsの操作をタッチでする習慣(これ以外その環境自体がない)がないので、ちょっと新鮮でした。
この機種特有の問題として、キー入力でトラブったり、wifiがおかしくなってデバイスの無効>有効をする羽目になったり、ちょっと質の悪いところはあります。ただUSBのAポートを持っているのは、非常にポイント高い。
出張のおともと言えば、ノートPCでしたが、多少性能が悪くても、こっちを持って行って正解と思える出張になりました。