水戸黄門
久々の更新になってしまいました。
年齢を感じさせる病気を患ってしまい(大病ではなく中病くらい)、師走の忙しいのも手伝って、放置しておりました。気長に見てやっていただければ幸いです。
今日はリハビリで(?)、その間に読んだ本の紹介
中国・朝鮮の貴人お忍びものと比較したり、日本の黄門様人気の歴史的経緯を見たりと、水戸黄門についてお腹いっぱいの内容。日本人の為政者に対する希望というか、究極的なお上(天)は正しいという信念を体現しているのが、私にとって、水戸黄門という存在でしたが、それを肉付けしてくれた気がします。
大事なことをメモしておくと、
・実在の水戸黄門は神仏習合色の強い八幡系神社を整理した。「八幡潰し」
・下総市川「八幡の藪知らず」のエピソードは、この延長で関係がありそう
・明治天皇は水戸黄門を顕彰。正一位を追贈。(ちなみに楠木正成も正一位追贈)
明治天皇が巡幸・そして田中正造の直訴を受けた話ともからまって、水戸黄門を通しての日本人の為政者(天)への願望が理解できた気がします。