mosyoesyoe's blog

徒然書いたら結果、今のところ、自社の宣伝。お得情報。パソコンTips。雑感。

引越し比較.comは危険!

いきなりサイト名出してしまいました。失礼。ほかの比較サイトも同様と思われるので、意図が分かりやすい名称ということで、許してください。

実は引越しの準備中でして、先日、引越し業者を決めようとしたのですが、どこが良いのか分からず、当該サイトに軽い気持ちで登録しました。・・・結果、大変でした。

送信後、数秒で電話が鳴ると「A社ですが、是非伺って見積もりを・・・」とすごい勢いで。そして、鳴り止まない電話。。。このサイトは225社登録されているということですが、送信されたのは10社。それでこのお祭り騒ぎですから、ネットということで軽い気持ちでやってしまいましたが、大いに反省しました。

で、初めて引越し業者の営業なるものがやってきたのですが、どこも必死で大変そうでした。教えてもらった内容をかいつまんで書くと、今契約するとこの値段という即決価格を頼んでもいないのに皆さん頑張っちゃいます。それは、営業の評価として、

行ってその場で契約>帰ったあと、結局契約>行かない>行ったけど契約取れない

ということが一つ。そして、業界の常識として、初めに行った業者が7~8割方、契約取れるということで、とにかく一番で行こうとするようです。行くと他社の営業マンに「うちに決まったから帰って」と門前払いされることもあるという恐ろしさ。

頼む側としては、「複数業者に見積もり依頼して、比較しましょう」とか、書いてありますよね。はっきり言って、ああいう営業の方を何人も相手するのは、心労だとは思います。が、結果として合い見積もりは必要とは思います。

では、どういう戦略が良いのか。昔読んだ

誰かに解かせたくなる算数・数学の本 | 株式会社 幻冬舎

秋山仁 原著「皆殺しの数学」1994年)

が役に立ちます。問題を丸写しすると

20人の相手とお見合いするとき、可能な限り望ましい相手と結婚する方法を次の条件によって求めよ。

1、相手からは断られない。

2、結婚を申し込むのは1度だけ。

3、断った相手には2度と会えない。

というものです。即決価格が安いので、営業マンがいるうちに契約するのが正しく、かつ前の業者のが安かったといっても、それはできないと考えると、まさしくこの問題の解法と一致します。

この本では、実は詳しい解法は示されていないのですが、20人の場合は、初めの5人はパス。6~10人目はそれまでの1位だったら結婚を申し込むとあります。「最適停止の理論」というらしいですが、今回の話で大事なのは「一番目と契約してはいけない」ということです。比較する前に結論を出すのは、最適にほど遠いと思ったほうが良いと思います。

そして、お見合い問題と、実際の引越し業者の選定で大きく違うのは、引越し業者の見積もりは後から増やせるということです(最大225社!)。なので、私の勧める方法

複数見積もりを取る。5社も相手すると1日が十分潰れます。多ければよいとは思えません。

・業者には、合い見積もりであることを伝える。彼らはお互いの相場を知っている。ただし、他の業者が出した値段を教える必要はまったくありません。教えたら数千円ずつ下げる攻防に陥ります。

・最初の業者は断る。断るのが苦手な人は、特に一人では応対しないこと。相手は二人来たりします。

・本命の業者を決めて最後にセッティング。高かったら、さらに業者に声をかけるか、最終手段で現状の最安値を伝える。

いかがでしょうか。最後に、業者さんが教えてくれた安くする方法。

・月末より、月初め

・もちろん平日

・午前より午後

参考にしてください。