mosyoesyoe's blog

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旅行雑感2:仏像とすずめ

祈ることが好きです。この歳で、そういう風に認識するようになりました。お寺や神社の前で合掌して祈る。何か願い事をうにゃうにゃと心の中で唱えるのではなく、無心で祈っていることが多いです。

先の旅行でも、神社仏閣は巡りました。比叡山延暦寺。伏見稲荷。醍醐寺。。。建物の前で祈りますが、建物やその中身(本尊)に祈っている、というより、もっと背後にいる神様に祈っているイメージ。

そして、仏像を拝観するのも好きになってきました。比叡山の国宝館とか静かに仏様と対峙できてありがたかったです。昔、高野山にも旅行で行ったのですが、こうした施設に行けなかったのは残念でした。熊野は入館したなぁ。

伏見稲荷では露天で雀の丸焼きなるものを売っているらしいのですが、あいにく時期が冬ということで、お目にかかれませんでした。その代わり、ウズラの丸焼きが売っていまして、試しに食べてみました。バキボキと口の中で骨が砕ける音が結構して、良く噛まないといけないものでした。

その姿から敬遠する人も多いですが、鶏肉を食べる人は多いわけで、生きている鳥が「食べ物」になる境界が私とちょっと違うのだろうなあと思います。

仏像やご神体はただの木や石や金属かもしれませんが、「ただの~」とは私には言えません。精神的なものが籠もった、もっと意味のあるものです。ウズラの丸焼きを生き物の変わり果てた姿と捉えるのか、食べ物として捉えるのか。むさぼり食べている自分が高尚な人間という気はありませんが、食べた分だけ、ここに書くネタも手を合わせて祈るネタもあります。