おはながわらった
竹つながりで、気になっていたことを調べました。
童謡「おはながわらった」(作詞:保富康午 作曲:湯山昭)を聞いていて思ったのですが、「お花が咲った」ですよね?花が咲くことを「わらう」と表現したのでしょうか。そして、竹冠「笑」でわらう?口偏「咲」でさく?
中国最古(だっけ?)の大型字典『説文解字』には「笑」があって「咲」はないです。正確には「笑」も字形が違う。「竹」冠に「犬」です。段玉裁注をなんとなくながめると「哭」(「なく」です)との関係がふにゃふにゃ書いてあります。なるほど、対比すると「夭」じゃ確かになさそう。ちなみに字形「犬」はドッグを表しているのではないようです。
『康煕字典』見ると、両方載っています。「笑」の古文が「咲」だとあります。わらうの意味を強める為に口偏をつけたのでしょうか?
これしか見ていませんが、この2字は同じルーツの文字で中国では「花が咲く」の意味ではなさそうです。google翻訳でも中国語は「開花」って訳されるし。
「咲く」は日本独自の表現のようです。やっぱり「おはながわらった」って素敵な表現ですよね。
最後にこれ調べようと実家に置いてある本を見ようとしたら...片付けられてました(涙)。
そんなわけでネットで見たら、テキストありました。昔より格段に便利になっていますね。