素人

今は私の頃よりもっと新卒の就職活動は大変でしょうが、私も苦労しました。というか、新卒で就職できませんでした。そのころは世の中で就職するためには「スペシャリスト（専門性のある人）」を随分言っていた気がします。でも私の大学では「ゼネラリスト（汎用性のある人？）」ということを売りにしていた気がします。

結局、今は大学での専門分野からは大分離れていると思われている仕事をしています。会社の税務・経理。不動産管理。プログラミング。ＣＡＤ作図。で、どれもこれも、専門性がないんです。実践でやってみたことを覚えただけ。総論みたいなのを読んだこともないし、分野の全体が分からない状態で、なんとかなっています。勉強していないという意味ではないです、念のため。

先日、クライアントの機械修理・改善をしたのですが、そこについていた部品を交換する作業は何となく分かるのですが、正しい状態で取り付いているのかは、正直分からない。結果として動いてる。。。設計とかもそう。この金型のネジがM4かM5か、何本で締めるのがよいのか、それが理論として、分かっていない。太めなネジをなんとなくレイアウトしているだけ。

その辺がコンプレックスであり、てきと～でも何とかなる（事故にならないよう細心の注意が必要ですが）という強みでもあります。

大学の恩師が「彼は飽きっぽいからな～」と私を評していたというので、当たっているんだと思います。「頑固だ」とそれ以上多くの人に言われていますが。。。

やってみる、というのは大事。就職できないのは大問題で、「働いてみて」からの話ですよね。