パソコンそのままでHDD引っ越し:Vista&XP
以前、WindowsVistaでSSDに引っ越すエントリを書いたのですが
Windowの起動HDDをSSDに:Vista篇 - mosyoesyoe's blog
その時はLinux上でGpartedを使ったのですが、今度はPartimageを使ったリカバリのやり方です。
前回の記事で同じようにできると書いておきながら、自分でできませんでした。。。
なので、成功した方法を記録しておきます。前回の記事で書いたmbr修復が上手くいかなかったのもので。。。
やりたいこと
Partimageで保存してあるHDDのイメージ(正確にはパーティーションイメージです)を利用して、起動パーティーションを別のHDD(もちろんSSDでも可)にリカバリして、HDDの引っ越しをする
用意するもの
WindowsXPの引っ越しの場合は、そのインストールディスク
WindowsVistaの引っ越しの場合は、そのインストールディスク
引っ越しに使用するlinux(partimageがインストールされてい使えること)
引っ越しのパーティーションイメージ
この方法の利点は、ある時点でのパーティーションイメージに復元できることです。前回のエントリに書いたようにもうサポート切れのWindowsXPのインストール直後でかつ全てのアップデートが適用されたイメージにいつでも戻せます。
また、前回のやり方では、コピー元のHDDとコピー先のHDDを同時に接続して、コピーを指揮するLinuxを立ち上げないといけません。コピー先とコピー元を逆にやると悲惨なことになりますので、その辺も避けられるかと。
私はLinuxのインストールされたHDDにいろいろなパーティーションイメージが保存されています。
手順
1.元のHDDから、パーティーションイメージを保存する。(以後、もとのHDDは不要です。時間的には、次の作業と離れていてOKということ)
2.引っ越し先のHDDにリカバリするための下準備
2-1 引っ越し先のHDDとCD(とかDVD)だけ接続し、インストールディスクで起動。引っ越し先のHDDに新規のクリーンインストールを始めます。パーティーションサイズは、元のHDDのパーティーションサイズより大きくないといけません。
2-2 インストールが始まり、ファイルのコピー途中でインストールディスクをイジェクト!(<乱暴)
2-3 HDDが起動する時「BOOTMGR is missing」と表示されて、起動できなければ正しい状態です。
3.LinuxのPartimageを使って、引っ越し先のHDDに、パーティーションイメージからリストア
4.ここで、パーティーションサイズが元のHDDのサイズになっているので、新しい方が容量大きいなら、gpartedで広げるとよいでしょう。
5.今回XPはこれで立ち上がりました。Vistaの方は、再度、インストールディスクで起動。コンピューターの修復に進むと「システム回復のオプション」で一番上の「スタートアップ修復」という、まず役に立たないと思っていたやつを選択。すぐに修復が終わり、再起動になると思います。無事、立ち上がれば成功!経験的に本体が変わらないHDDの引っ越しでは、ライセンス認証は求められません。
2のHDDの下準備でmbr等の起動プロセスの最初の部分をインストールディスクにやってもらうのが、楽という結論です。前回bootrecコマンドで新品まっさらのSSDに引っ越しできたと思うのですが。。。
元のHDDに入っていたOSは、XP,Vistaとも今回使ったインストールディスクでもともとシステムが構築されていたものです。XPとVistaのディスクを逆に使ったら、まず駄目だと想像しますが、メーカー製のノートPCをOEM版のインストールディスク使って、容量拡大やSSD化できるのでしょうか?ちょっと興味のあるところです。
Partimageの使い方にまるでコメントしていませんが、情報あふれているので、調べてみて下さい。RESTOREは2番目のパーティーションイメージのみ使い、MBRのRestoreは上手くできなかったので使っていません。