ノートPCの修理:東芝dynabook TX/67C:ネット情報は偉大
久々の更新になってしまいました。年末というのは忙しいものです。
はてなの写真アップできる容量が分かりやすくなって大変助かります。
で、本題。
職場で相談を受けた表記のノートPC。2007年東芝製「ダイナブック TX/67C」ですが、どうも立ち上がりから調子が悪いとのこと。Vistaだったので、そろそろ寿命かなと思ったのですが、液晶が綺麗なので、もったいなく思いネットで調べてみると、この頃の東芝ノートPCは、問題を抱えていたようです。
具体的には、発熱の大きいcpu裏にあるNECトーキン製の「プロードライザ OE128」なるコンデンサ(?)。こいつが熱に負けて数年で悪くなるという情報。結果、症状として、電源周りの不具合が起こり、「バッテリーだと立ち上がるけどACアダプターだと駄目」とか不思議な症状が起こります。バッテリーの低い電圧の方が大丈夫なんてことあるのですね。
相談されたPCもビンゴの症状ありました。普通にACアダプター差して、使っていると画面解像度が上がる時に落ちるので、グラボなのかと勘ぐっていましたが外れみたいです。
で、分解の仕方はここ参照
dynabook TX/67C 分解(PATX67CLP) | ダイナブック(dynabook)をもっと楽しもう!
精密ドライバーのマイナスを上手く使えば、分解できます。
そして、問題のプロードライザをヤフオクで入手>交換>改善せずorz...
一応、アドバイス書いておくと、プロードライザを外すのは、大きめのカッターで少しずつ削るのが良いと思います。ミルフィーユ状な構造で一枚一枚剥げていきます。
それでもめげずに、ネット情報を検索。プロードライザの交換はやたら記事ありますが、全部が全部成功している訳ではないようです。多分素人には難しい何かがあるのでしょう。。。で見つけた記事がこれ
AX/53の記事を参考にプロードライザ以外での修理を敢行しました。ちなみに秋葉原の秋月電子で部品「導電性高分子アルミ電解コンデンサー330μF4V」買ってきました。店員に聞いたけど、店頭にあった。親切にありがとうございます。
で、狙いはこの場所。ピンぼけでが。。。
気合いではんだ。じゃ~~ん。
試行錯誤しましたが、リフローなどできないので、カプトンテープで仮止めして、上から半田ごてではんだの雨を降らせました。コンデンサーと同じ高さくらいまで半田があります。
あ、パーツはプラス側にラインが入っていて、ここでは内側にプラス・プラスと寄り合うようになります。
以上、貴重なネット情報でPCが甦らせられた話でした。