mosyoesyoe's blog

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夏休みの思い出と宿題

兄は随分と遠方に住んでいて、この夏はこちらから遊びに行くのに新幹線とレンタカーで8時間。向こうがこちらに遊びに来るのに自家用車で30時間(1100km!)という距離。山間で田舎暮らしをしています。

そんな兄は地域に溶けこんでいて、お邪魔した時には、「祭田(まつりだ)」という田んぼの草刈りに行ってから、出勤していました。この田んぼの収益で地域の神社の維持管理が行われているそうです。

農家が共同でお互いの田畑を耕作しあったりは当たり前の世界で、都市部に仕事を持った人間がそうした勤労奉仕もしつつ、田舎に居付くというのは大変なんだろうなと思います。どうしてこういう暮らしを兄が選んだのかはまったく分かりませんが、たまに行く分には自分にも家族にも新鮮な生活が送れました。

余談ですが、家庭ゴミを車に乗せて近くの集積場に持って行かないといけないのには驚きました。

さて、祭田というのは村の共有地なんだと思うのですが、都市部の私の近くでは共有地は駐車場や貸し地になっていて、その収益で鎮守の神社の運営をしています。これに疑問を感じていなかったのですが、ちょっと考えれば、兄の地方が原形に近いのは明かです。

日本の宗教は「お墓教」とか葬式ビジネスとか揶揄されますが、お金がまわらなければどうにもなりません。どうしてこうなってしまったのか。どうすればエコシステムができるのか。そんなことをテーマに明治の廃仏毀釈神仏分離令を勉強してみようと思っています。これが夏にできた宿題です。