mosyoesyoe's blog

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貸し地の買い戻し

今日は実家の土地取引契約に同席しました。表記の通り、貸していた土地に相手方の建物が建っていたのですが、それを取り壊して更地で買い戻す契約です。借地権は立派な権利ですので、更地評価の6割とかを支払うことになります。仲介された不動産業者さんが言うには、あまり地主が買い戻すケースはないそうです。こちらとしては、相手が返したいという話ですので、他に転売されるより、よっぽど良いかと。

前にも書いたとおり、土地の賃貸借は、経済的に貸し主が不利な契約になるので、長い年月経てば、貸し主側が困窮します。なので、土地の賃貸借の末路は、まず貸し主が借り主に買って貰うケースが多いです。「地主=金持ち」の図式は成り立ちません。昨今の経済事情ですと、借りている側も貸している側もお金がないケースも多くなってきていて(両方ともリタイア世代というのはよくある話)、更新料とかで揉めて契約解除とかになると、どちらもお金出して自分の所有にできないことになります。こうなると、結局更地にして第三者に売却>権利比率で折半となるそうです。このケースは幸い経験したことないですが。

「地主=金持ち」ではないですが、土地の所有者が徐々に解体されていってるわけですから、制度的にはそれで正しいのだろうと思います。