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貸し地の経済性:地主側から

更新料の相場は5%。承諾料の相場もまあ5%くらいとか言います。いろいろあるので、私の所の話で聞いて下さい。更地売買価格が基準として、坪100万円の土地があるとします。

まず、契約時にそれなりの契約料を受け取ります。受け取らないとまずいはず。でも、50年前の話は全く分かりません。多分、相当安かったと思われます。

次に年々の賃借料・地代。月500円>年間6千円 固定資産税が居宅地だと年1600円。所得税入れて年3300円としましょう。つまり年間2700円お金が残ります。

30年経ちました更新です。5%いただいて50000円。所得税引いて30000円。

家が老朽化しました。建て替えたいとのこと。承諾料を取って契約を継続します。契約期間は当初の契約から変更ないものとして、5%いただいて50000円。所得税引いて30000円。

20年経ちました更新です。出ていくので借地権を買い取って欲しいと言われました。借地権割合が6:4なので坪60万円で買い戻しました。

さて50年間で(始めの契約料)+(残ったお金19万5千円)-(買い戻し60万円)・・・う~ん、相当厳しいですね。あげたようなものと言う人がいるのも分かる気がします。地代が安いのではないかと思われるかもしれませんが、固定資産税の3倍受け取るのが、基本と言われています。(固定資産税1:所得税1:地主1という考えらしい)。せめて始めに借地権割合と同じくらい受け取らないと駄目そうですが、いろいろめんどくさい賃貸借関係を考えれば売買のがよっぽどすっきりします。

更新料は建物立っているので、30坪はまああるでしょうから、普段の地代とのギャップが大きくてトラブルになりやすいのでしょう。でも、更新料コミで計算しないとねえ?

今から土地を貸す人はこんな計算ではやらないと思いますので、契約なり地代なりがもっと違うのでしょう。あくまで昔からの流れを受け継いだ状態という話です。そして、50年前と地価が大きく異なっているのと、借地権割合という制度がどうなの?というのが正直なところです。調べていたら下記の文章見つけたのでリンク貼っておきます。

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